大亜通信のお仕事~CATVとは~
総務の神原です。
弊社はCATVの施工・保守を中心に活動しています。この「CATV」という言葉、皆さんも一度は聞いたことがあると思うのですが、その意味を聞かれると「そういえば・・・」となる方もおられるのではないのでしょうか?今回はCATVについてお話をさせていただきます。
CATVには2つの意味があります。
①Community Antenna TeleVision(コミュニティアンテナ テレビジョン)
→①テレビ用共同受信アンテナ
②CAble TeleVision(ケーブルテレビジョン)
→②ケーブルテレビ
2つの意味を組み合わせると、大亜通信のやっていることが見えてきます。
『①テレビ用共同受信アンテナを設置し、そこから、②ケーブル(電線)を各ご家庭まで配線し、テレビが常に良い画像で見れるようにする。』以上。
・・・と言いたいところですが、少し補足します。(既に分かっている方は、以下は流し読みを・・・)
①テレビ用共同受信アンテナ
テレビを見るためには、テレビ局の送信所から発信される電波を受信する必要があります。電波を受信するための装置を「アンテナ」といいます。一般的にはお家の屋根などにアンテナを設置~配線すれば、テレビは見れるようになるのですが、アンテナを設けても電波をうまく受信できず、テレビが映らない・映りが悪い地域にお住まいの方も存在します。このような地域を「テレビ難視地区」と呼び、山陰(やまかげ)やビル陰にあるお家などがそれに該当します。これを解消すべく、山の頂上やビルの屋上に、テレビ電波を受信する為の大きなアンテナを設けました。これを「テレビ用共同受信アンテナ」といい、テレビ難視地区にお住まいの方でもテレビを見れる状態にしました。地区の方々が共同で使用するので、共同と名がついています。
②ケーブルテレビ
アンテナを設置しただけではテレビを見る事が出来ません。お家まで電波を届ける必要があります。ここで登場するのが、「電線=ケーブル」です。テレビ用共同受信アンテナで受信した電波をケーブルを用いることにより、各ご家庭まで届けます。これでようやくテレビを見れるようになるのです。ケーブルを用いてテレビを見れるようにすることから、ケーブルテレビといわれるんですね。
このような設備を我々の業界では「共聴」と呼んでいます。山陰(やまかげ)にある共聴施設は「難視・辺地共聴」、ビル陰にある共聴施設は「電波障害対策型共聴」と呼びます。これら設備の設計・施工・保守業者として、弊社は誕生しました。
難視・辺地共聴施設の例(テレビ用共同受信アンテナの写真)
電波障害対策型共聴施設の例
現在、CATVサービスは、テレビ難視聴の改善だけでなく、地域の情報発信、多チャンネル放送サービスの提供、テレビ以外のインターネット、電話などフルサービス提供等、発展に力を入れています。また、CATVにおいて我々が取り扱う技術も、アナログからデジタルへ、同軸から光と日々進化しております。そのあたりのお話はまたの機会にお話ができたらと思います。
僕自身、業務内容についてまだまだ理解できていないことだらけですが、少しでも分かりやすくお伝えし、皆さまにご興味を持ってもらえるよう頑張ります!!そして・・・面白そうだなと思われた方、お気軽にお問合せくださいませ。
アンテナ張っていきましょう!