仕事終わりのひと時
総務の神原です。
今回の記事は、私の個人手記です。会社関連の話題ではありません。少しでもご興味がある方、どうぞお気軽にご覧頂けたら幸いであります。
今年に入り2つのことを始めました。
1つ目は「中小企業診断士」の勉強です。大亜通信に入って10年目を迎えたことや自分の将来に対し、思うところがあり勉強を始めました。中身が非常に難しく打ちのめされています。合格できるのか正直不安ですが、1年後の合格を目標に勉強を進めています。
2つ目は「1日 15分間読書」です。恥ずかしながら、私自身、これまで活字というものに全く触れてきませんでした。思いつきで始めたことですが、今は、読書を通じて表現力を上げ、一人でも多くの方にこのホームページをご覧いただくことが目標になりました。
そして勉強及び読書する場所はいつもこちらを利用させていただいております。
コメダ珈琲であります。居心地が良いこともあり、利用させていただいております。最近では、お知らせ欄のネタもここで考えるようになりました。(環境が変わると案外考えや文章が湧いてくるものです。ただその分長居することもしばしば(@_@;))
写真に映っている本は「なぜコメダ珈琲店はいつも行列なのか?」です。15分間読書で最初に読んだ本です。この本を読んで、私が気になったことを紹介します。
①「誰もが気軽に入ることが出来る」という考えのもと、友達、恋人、ご夫婦、仕事帰りのサラリーマン、おひとりさま等々、お客様を選ばず誰もが気軽に入れるように敷居を低くしている。建物は木材を多く使い、山小屋を思わせる構造にしている。木視率(室内を見渡した時に木が見える割合)が40%を超えると、人々のやすらぎ感が格段に高まるという心理効果と、お店内部をこげ茶色にすることで心理面での落ち着きを重視することで、どこか懐かしく親しみやすい雰囲気を実現している。これが居心地の良さをに繋がっている。
②郊外店の店舗設計を行う際は「駐車場を設計してから建物を設計する」としている。これは郊外店は「店が見えた段階からお客様の体験が始まる。」という考えに基づいている。車を走らせているお客様が「寄っていこうかな」と思った時、駐車場が狭いとマイナスイメージしか残らなくなる。お客様が心地よい体験をする一つの工夫が駐車場に表れている。
③全部で70日超の店舗研修を実施している。これは競合の3倍の時間に相当する。コメダは飲食業における基本マニュアルはあるものの、それ以外は重視しない考えを持っている。これは特定の客層に向けてのお店でない為である。目の前のお客様に寄り添うことを重要とし、様々なケースに応じて臨機応変に対応できる社員の育成を目指している。
何気なく感じていた、居心地の良さや広々とした駐車場の裏には、こういう取組みがあったのだなと改めて実感しました。コーヒー好きの方もそうでない方も、仕事帰りにくつろぎに行ってみてはいかがですか?