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第1回 CATVの基本システム構成~受信点設備とは?~

総務の神原です。

前回の記事でも触れましたが、弊社の業務内容について紹介していきたいと思います。

僕自身が理解できていないことが多々ある為、分かりにくい記事になるかもしれませんが、少しでも皆様の中でイメージしてもらえれば幸いです。

 

さて、昨年の6月頃にCATVとは?という記事を投稿しました。

 

大亜通信のお仕事~CATVとは~

 

これをもう少し掘り下げてまいります。

 

ということで、第1回目はCATVの基本システム構成について紹介します。

CATVの基本的なシステムは大きく分けると4つの設備から構成されています。

①受信点設備

②ヘッドエンド設備

③伝送路設備

④宅内設備

 

①受信点設備

地上波放送局からの電波受信用アンテナや(BS/CS)放送などの受信アンテナ設備関連の総称のこと。CATVの中でも画像品質を左右する重要な設備であり、可能な限り受信状態の良好な場所を選定し、塩害、風害、雪害などの自然条件にも耐えうる強度を有するものである必要がある。受信点の選定は、電界強度、妨害電波、雑音の有無、周囲の環境、将来建造物の建設があるかどうかなどを考慮したうえで、数箇所のポイントを調査し決定する。

引用元:第2級CATV技術者テキスト 平成29年 6月 第2版(一般社団法人 日本CATV技術協会)

 

ざっくり言うと「アンテナ」のことです。

(アンテナの意味については、6月の記事でちょろっと触れています。興味のある方は復習がてら見直してみてくださいね)

共聴施設であれば山の上やビルの上に設置しています。また、中海テレビ放送や雲南夢ネットなどケーブルテレビ局では、敷地内に大きなパラボラアンテナを設置しています。また、区域外の放送電波を受信する場合は、放送局から離れたところに受信点を設置することもあります。

 

共聴設備用 共同受信アンテナ

 

弊社でも件数は少なくなりましたが、共聴設備の施工・保守において受信点設備の修理等を行うことがあります。(通称 山登り)山林の中ではクマや蜂に出没する危険性もある為、熊よけ鈴の着用、ハチ除けスプレーを用意する等、万全の準備をした後に作業に当たります。また、山林や屋根に上って調査用アンテナとレベルチェッカーを用いて受信点調査を行うこともあり、(レベルチェッカーがない時代はもっと大がかりな機器をかついでいたとか)アンテナを上下左右に動かしレベルとにらめっこしながら、最適な受信点の確保に励んでいます。

 

こうなる前に対策を!

 

続きまして・・・と思いましたが、長くなったので、今回はこれで終了にします。次回は「ヘッドエンド設備」についてお伝えしてまいります。

 

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